バラスト水


ballast

 2017年9月8日付けで発効される"バラスト水管理条約"では、軍用船を除く全ての外航船舶には、バラスト水処理装置(BWMS)を搭載する義務があります。なお、バラスト水処理装置は、条約発効日以降に就航する新造船は就航時点で、既存船は条約発効日以降の最初のドック出まで(通常は最長5年)には搭載しておかねばならない規定になっています。

 バラスト水処理装置は、条約に付属するガイドライン(G8)に基づく、陸上試験、船上試験、環境試験(装置の耐塩性等の試験)などのG8試験を実施し、事前に旗国政府主管庁の型式承認が取得できているもののみ船舶に搭載できます。

 G8試験に際しては、ISO規格に基づいた品質管理計画書(Quality Management Plan;QMP)の整備と、適切な品質保証が可能な品質保証プロジェクト計画書(Quality Assurance Project Plan;QAPP)に準拠した手法を採用することも求められています。

 当社は、上記のG8試験のうち、陸上試験と船上試験が実施できる試験機関として国内外の試験機関で構成するGloBal TestNet(http://www.globaltestnet.org)の正規会員にもなっており、これまで多くのバラスト水処理装置の試験を手掛けています。

 また、平成28年10月24日〜28日にかけて開催された国際海事機関(IMO)でのMEPC70(海洋環境保護委員会,第70回総会)において、G8の改正がなされ、直ちに施行されました。今後のG8試験については、本改正G8に基づいた試験が求められ、当社もそれに対応できるよう整備を進めています。



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 品質保証プロジェクト計画書(Quality Assurance Project Plan;QAPP)
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