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付着生物

 付着生物は水中で岩などの基質を生活の場として利用する生物群のことで、ベントス(底生生物)に含まれますが、通常環境調査では砂泥性のベントスと区別して扱われ、主として潮間帯に生息する生物が対象となっています。植物である海藻類をはじめ、フジツボ、二枚貝類などの無脊椎動物まで、さまざま分類群が含まれます。

 海藻類や付着動物は、プランクトンと比較して比較的寿命が長く、移動能力に乏しいことから、周辺環境の長期的変動が付着生物群集の組成変化として現れる場合があり、自然環境調査では重要な評価項目となっています。

 付着生物は、一定面積内の生物を人が直接採集します。潜水が必要となる場合もあります。