実験/試験
当社では、現地調査では把握できない事柄を、実験、試験により解明しています。
物質循環の把握
水域を対象とした生態系モデルを構築する際には、プランクトンやベントスの現存量だけでなく、速度に関するパラメータが必要です。例えば、バクテリアによる有機物の分解速度、底泥からの栄養塩類の溶出速度、底泥等の酸素消費速度、プランクトンの増殖速度、動物の摂餌速度や排泄速度、呼吸速度等があげられます。弊社では、これらに関する室内実験、野外実験に関し、豊富な経験を有しています。
培養試験
藻類のAGP試験、各種生物の培養試験により、水域環境の評価、環境修復技術の検討を行っています。
急性毒試験
魚介類、プランクトンなどを材料に、有害物質や排水などが生物の生存に及ぼす影響をLC50などにより調べます。
使用する生物群 | 藻類培養試験 | 水処理や 環境修復技術 | 各種毒性試験 | |
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微生物 | バクテリア | ● | ● | |
酵母 | ||||
放線菌 | ● | |||
糸状菌 | ||||
植物プランクトン | 緑藻類 | ● | ● | |
藍藻類 | ● | ● | ||
珪藻類 | ● | ● | ● | |
鞭毛藻類 | ● | |||
動物プランクトン | かい脚類 | ● | ||
枝角類 | ● | |||
アルテミア | ● |
注) 具体的な生物種についてはお問合せください。
野外実験
人為的に野外で、生物の種類や密度、生息場所(基質の種類など)を操作した実験区を作り、そこで得られる生物群集の応答から、環境修復や、生物生産の向上に必要な条件の検討を行っています。

